ご自身が、今までに飲んでいた薬、そして現在飲んでいる薬の記録帳です。
いつ、どこで、どんなお薬を処方してもらったかを記録していきます。
とても大切な記録なので、大切にしてください。おくすり手帳を持つ利点として、
相互作用を防ぐ
薬には相互作用といって、一緒に飲むと効き目が強くなって思わぬ副作用が出てしまったり、反対に効き目が弱くなってせっかく飲んでいる薬が無駄になるばかりか、病気が悪化したりします。
アレルギーや副作用を防ぐ
以前薬で副作用が出たことがあるのに、何の薬で副作用が出たのか覚えていらっしゃらない方がかなり多くいらっしゃいます。おくすり手帳に記載があれば、どの薬が合わないのか判断することが容易にできます。
歯科治療での偶発事故を防ぐ
すべての薬には添付文書が入っています。いわば薬の使用説明書です。
例えば、キシロカインという歯医者でよく使われる麻酔薬があります。添付文書には、「重症の肝機能障害または腎機能障害のある患者には、慎重に投与すること」と書かれています。
おくすり手帳を見ることで、現在どのような全身的な病気があり、どういった点で歯の治療に注意するべきか非常に参考になります。
近くの歯医者さんにかかるときは、その歯医者さんから薬が出なくても、必ずお薬手帳をお持ちください。