アメリカは9月11日、若者を中心に人気がある電子タバコの販売を規制することを発表しました。
電子タバコと関連が疑われる健康被害が相次いだことに受けた措置です。アメリカ食品医薬品局(FDA)が数週間以内に新たな規制を公表する予定です。
規制の対象となるのは、ミントやフルーツなどの風味が付いた電子タバコで、全面的に販売が禁止されます。
アメリカ食品医薬品局が許可した製品のみ販売の再開が認められる見込みだそうです。
電子タバコの関連性が疑われる深刻な肺疾患が全米で相次いでいます。これまでに少なくとも6人の死亡が確認されアメリカ症病対策センターが(CDC)が詳しい原因を調査しています。
トランプ大統領は「電子タバコは巨大ビジネスだが人々が病気になり、若者が影響を受けるのは許されない」と規制の重要性を強調しました。
アメリカで販売されている電子タバコは香りや味がついた溶液を電子吸引器で加熱し蒸気をタバコの様に吸うタイプが一般的でニコチンが含まれている物が多いです。日本では電子タバコと異なりタバコ葉に熱を加えて蒸気を吸う加熱式タバコが主流となっています。アメリカの規制について日本国内では大きな影響はないとみられています。