平成30年9月21日、人材派遣会社の従業員や家族が加入する「人材派遣健康保険組合」は、組合会を開き、今年度末で解散することを決めました。約50万人の加入者は、全国健康保険協会(協会けんぽ)に移行することになります。
加入者の高齢化に伴って医療費が増加し、高齢者の医療費を支える拠出金も増えて耐えきれなくなったとのことです。人材派遣健康保険組合の健康保険料率は9.7%で、この10年間で2ポイント上昇していました。
協会けんぽによると、2008年以降(協会けんぽ発足以来)加入者の意向では最大規模となります。
全国の生活協同組合の従業員らが加入する「日生協健康保険組合」(16万人)も今年度末に解散することを7月に決めています。この二つの健康保険組合の加入者の移行に伴い、国から協会けんぽへの補助金は120億円程度増えると見込まれています。