埼玉県・長野県・山梨県の県境にある甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)からから流れだし、埼玉県を通り、岩淵の水門で隅田川と荒川に、そして東京湾にそそぎこむのが、距離は173kmの荒川です。
 人生も、川と同じようなものです。生まれたばかりは純粋そのもの。上流の長瀞渓谷は、人間でいえば18才ぐらいでしょうか。澄んでいてきれいです。でも下流になると、川底は見えないし、澱んで汚くなります。身体も同じで、年をとると血管は詰まり、血圧上昇、糖尿病、トラブルのかたまりです。身体の中が機能低下、言う事をきかなくなります。
 でも年のせいだから仕方がないとあきらめているとどんどん下流に流されます。なかにはタバコをすったり、お酒を飲みすぎたり、下流にむかって泳いでしまう人もいます。ついには寝たきりです。
 あきらめずに、年齢の流れに逆らって、上流に泳ぎ続けるしかありません。(それでも少しずつ下流に流されてしまいます)
 若いころは、カモがネギをしょってやってきてくれるように、楽しいことがどんどん向こうからやってきます。年をとるほどそうはいかなくなります。自分から、積極的に楽しい事を探さなければならなくなります。

 ちょっとしたスペースでお花づくりも楽しいですよ。
 楽しい事をすれば、自然とお腹もすきます。美味しく食べるのもとても大切です。でも歯が悪くては食べられません。身体の中にエネルギーが入らなければ、気力も体力も低下してしまいます。