子供を中心に手足や口の中の方針ができる手足口病が国が統計を取り始めた1981年以来で最悪の流行となっています。国立感染症研究所の2019年7月23日の発表では、全国約3000の小児科からの患者報告数は1月の8日から14日の1週間で約四万人。今年に入ってからの累計は15万人を超えました。。流行は8月に入っても続く見通しです。
この1週間の医療機関当たりの患者報告数は12.61人で石川県・福井県福島県が特に多くなっています。東京は14.84人でした。ほとんどの都道府県で流行の警報を出す基準の5人を超えてしまっています。
これまでの最多は2011年のピーク時の10.97人でしたので、今回の流行はかなり激しいものです。
手足口病は隔年で大きな流行繰り返す傾向があります。患者の9割は5歳以下の子供たちですが大人もかかり重症化しやすいので注意が必要です。
特に今年の特徴としては39度以上の発熱があり、徐々に発疹が現れる症状が多いと国立感染研究所では報告しています。
手足口病はウイルスを含んだ唾液や排泄物を触った手等から感染します。潜伏期間は3日から5日、発症後数日で回復します。まれに脳炎など重症化することがありますが、予防のためのワクチンや治療薬はありません。症状がなくなっても1ヶ月近くは便にウイルスが含まれるので注意が必要です。
特に小さいお子さんではを持つの交換で便に触れない。石鹸を使ってこまめに手を洗うタオルを共有しないなどが大切です。