厚生労働省が2019年7月30日に、2018年の日本人の平均寿命が、女性が87.32歳・男性が81.25歳で共に過去最高を更新したことを発表しました。2017年に比べて女性は0.05歳・男性は0.16歳延びたことになります。過去最高の更新は女性が6年連続・男性は7年連続となります。
国・地域別の平均寿命(2018年)
男性 | 寿命 | 女性 | 寿命 | |
1 | 香港 | 82.17 | 香港 | 87.56 |
2 | スイス | 81.4 | 日本 | 87.32 |
3 | 日本 | 81.25 | スペイン | 85.73 |
4 | ノルウェー | 81.00 | 韓国 | 85.70 |
5 | スウェーデン | 80.78 | スイス | 85.40 |
スイス・スペイン・韓国は2017年の数値
厚労省の分析
がん・心疾患・脳血管疾患などの死亡率の低下が平均寿命を延ばしていると考えています。健康意識の高まりでさらに寿命が延びる可能性があると分析しています。
ただ、平均寿命が伸び続ける一方、2018年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推計数)は1.42にとどまり2018年に生まれた子供の数は91万8397人で(最低を記録しています。総務省が発表した人口動態調査でも、日本人の人口は10年連続で減少してしまっています。
健康寿命
また自立して生活できる年齢を示す健康寿命は2018年時点で、女性は74.79歳・男性は72.14歳でした。平均寿命と大きな開きがあるのが問題です。