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インフルエンザ

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SAYA160105202992_TP_V[1]風邪は、ライノウイルスやコロナウイルスなどのウイルスによるものが多いですが、温度変化や疲れなど体長によっても起こります。鼻や喉などの上気道部分の炎症で収まってしまうことが多いです。(場合によっては肺炎などになり、なめてかかることはできませんが)
これに対し、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる感染症のことを指します。症状としては高熱・筋肉痛などが挙げられますが、脳症や二次感染などによって死亡することもあります。もともとは鳥の病気ではないかとの説もあり、人・豚・鳥などに感染します。

一般的な風邪とインフルエンザの違い

風邪 インフルエンザ
発病 ゆっくり 急激
症状 喉や鼻 呼吸器全体・全身
発熱 ないか37~38度程度 高く39度を超えることも
感覚 軽い病気 重病感
発生 散発、時に流行 流行
経過 短いが長引くことも 短い

インフルエンザの分類

Aソ連型

ソビエト連邦は、1991年に崩壊して、ロシアをはじめとした各国に分割されたのに、インフルエンザはソ連型のままです。名称の根拠は、ウイルスが見つかった場所、土地の名前をつけることになっていて、それ自体が固有名詞のようになっているので、たとえば国名が変わったとしても、変更されません。AーH1N1型です。
香港かぜでは1968年から翌年にかけて少なくともおおよそ50万人が亡くなったと考えられますが、香港から広まったインフルエンザであるために、日本ではA香港型と呼ばれるのです。AーH3N2型です。

インフルエンザウイルスはA型・B型・C型の3つ

  宿主 感染力 症状
A型 人間及び家禽類 ・強い(遺伝子変異し易いため)
・大流行を起こす可能性が高い
重い
B型 人間のみ ・強くない(遺伝子が比較的安定しているため)
・流行する可能性は高くない
A型よりは軽い
C型 人間のみ ほとんど症状がなく、感染したことが分からないこともある。従って問題にならない。

H??N??

インフルエンザのウイルスの表面の構造によって分類されます。A型インフルエンザウイルスにはHAとNAの変異が特に多いのが特徴です。遺伝子が変異しやすいので、人間の身体の中に抗体ができにくく、流行しやすいのです。

H haemagglutinin(ヘマグルチニン)赤血球凝集素 16種類の変異
N neuraminidase(ノイラミニダーゼ)糖蛋白 9種類の変異

これまで流行した、スペイン風邪(当時はインフルエンザとの認識はなく風邪とよばれますがインフルエンザです)はA型:H1N1型です。香港かぜはA型:H3N2型です。

弱毒性と強毒性

「弱毒性」とは?

ウイルスが「呼吸器のみ」に感染するものを指します。主な症状に「上気道疾患」があります。必ずしも「弱毒性=軽症で済む」と言うわけではありません。多くの犠牲者を出した1918年のスペインインフルエンザのウイルスも弱毒性でしたが1,000万人以上が死亡したとされます。弱毒性だからと言って安心できるわけではありません。

「強毒性」とは?

インフルエンザのウイルスが体の細胞を食い荒らしてしまうわけですが、強毒性というのは呼吸器の細胞だけでなく、呼吸器以外の体の細胞でも食い荒らすことが出来るということです。ですので高い致死率になると思われます。
強毒型の新型インフルエンザは、まだ大流行したことはありません。しかし、現在、鳥の間でH5N1型高病原性鳥インフルエンザの流行が拡大しており、非常に病原性が高いことが知られています。インフルエンザは突然変異をおこしやすいのが特徴です。鳥→鳥の感染が、鳥→豚、鳥や豚→人、そして人→人への感染が可能になった時にパンデミックを起こし、多数に致死率になることが心配されるのです。

高病原性鳥インフルエンザ

 鳥インフルエンザのなかでも、鶏が感染した場合に、高率に死亡するものを高病原性鳥インフルエンザといいます。その原因となるウイルスは高病原性鳥インフルエンザウイルスといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスとしては、A/H5亜型のものとA/H7亜型のものが知られています

鳥から人間にインフルエンザはうつるのですか?

2016年10月31日~12月20日の期間,14道県から高病原性鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスが陽性となったトリ等の報告例がありました。しかし幸いなことに、これまでのところ,日本で分離された高病原性鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスについて、人間に感受性を持つような変異は検出されていません。
鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスでヒトへの感染が報告されている症例は、2014年5月に初発例が確認され以後16例であり、そのうち10名が不幸にしてお亡くなりになっています。(すべて中国国内。)報告されている患者のほとんどが、家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があったとされています。

念のため注意する点としては

鳥インフルエンザウイルスについては、これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はありません。
しかし、加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)は、一般的な食中毒の観点からも大切です。

街中で鳥に近寄らない

街中で鳥の死骸があったり、弱った鳥がいたりしても絶対にさわらないことです。

ハトは空飛ぶねずみです

鳩と言えば平和の象徴といいますが、鳩は空飛ぶネズミです。細菌や微生物などの宿主でネズミに匹敵する汚さです。これが空を飛ぶわけですからとんでもないです。
オウムやインコ、ハトなどに感染するクラミジアと呼ばれる菌を吸い込むことによって感染するオウム病や、乾燥したフンやフンが舞った埃を媒体に感染するクリプトコックス(クリプトコッカス)病も注意が必要です。髄膜炎や脳炎をおこす場合もあり、最悪の場合死に至ります。インフルエンザの問題だけではありません。

パンデミック

地球規模で大流行する病気、それを「パンデミック」と呼びます。
鳥インフルエンザがヒトに感染することは、滅多にありません。しかし鳥インフルエンザウイルスが、ウイルスの遺伝子の変異などによりヒトに感染しやすいタイプに姿を変え、ヒトからヒトへと効率よく感染する能力を持ったとき、「新型インフルエンザウイルス」の登場となります。これらのウイルスによる新型となったインフルエンザの大流行が心配されています。

季節性のインフルエンザ

新型インフルエンザに対して、季節性インフルエンザは、例年12~3月ごろにかけて流行します。
季節性インフルエンザだからといって安易に考えてはいけません。節性インフルエンザが重症化すると、肺炎やインフルエンザ脳症などを合併する恐れもあります。特に、高齢者や妊婦、乳幼児、慢性疾患のある患者さんや免疫機能が低下している患者さんなどは、重症化しやすく後遺障害が残ったり死亡することもあります。

感染経路は

飛沫感染

感染者の咳やくしゃみなどから放出されるウイルスを吸い込むことによって感染します。
くしゃみをすると200万個、咳で10万個の飛沫が1.5メートルほどに飛び散ると言われます。これを吸い込むことによってインフルエンザのウイルスが入り込みます。

接触感染

ウイルスが付着したものに触れた手で眼や鼻、口などの粘膜にさわり、そこからウイルスが侵入して感染する場合もあります。インフルエンザのウイルスは乾燥した中でも生きながらえることが出来るので,数日前に患者さんが触った、ドアやエレベーターのボタンなどからも容易に感染します。

空気感染

飛沫の水分が蒸発して乾燥し、さらに小さな粒子 (0.005mm以下)である飛沫核となって、空気中を漂い、離れた場所にいる人がこれを吸い込むことに よって感染する経路です。飛沫核は水分をしない軽くなるため、空気中に長時間浮遊します。対策としては特殊な換気システム(陰圧室 など)やフィルターが必要になります。

感染予防

人ごみを避ける

電車の車両の中に1人インフルエンザの患者さんがいれば、その車両の中全員を感染させることが出来ると言われるほど感染力の強いのがインフルエンザです。
家に閉じこもっているのは不可能ですが、弱っている場合(ガンで放射線療法を受けたり、寝不足や体調不良)などは、人ごみを避けたりすることは大切です。

マスクは

phLeadN95マスクは、NIOSH(米国労働安全衛生研究所)規格に合格したマスクです。厚生労働省では、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、新型インフルエンザや結核菌の対策指定品の一つとしています。
ウイルスを含んだ飛沫の侵入を防ぐことができる高性能なマスクです。写真は 重松製作所製の製品ですが、当歯科医院だけでなく、近くの歯医者さんにも信頼の厚い製品です。

NIOSH規格(米国労働安全衛生研究所) N95合格品のマスクとは

フィルターで最も捕集しづらい、つまり通過しやすいサイズの粒子(塩化ナトリウム)、空力学的質量径でおおよそ0.3μmの粒子を用いて試験をします。、この粒子径で95%以上捕集できなければならない。なお、N規格は耐油性が無いことを表します。元々は製造現場等のマスクとして使用されていましたが、結核、SARSなどの感染症防止に効果が高いことから、この規格のマスクは医療関係でも用いられています。ただ欠点として、比較的高価であるのと、顔に密着させる必要があるのと、慣れないと息苦しさがあります。

花粉症用のマスクはおすすめしません

花粉は比較的大きさが大きいので、マスクのメッシュも荒く作られています。このため小さい粒子は通してしまいやすいので、注意が必要です。

ケチらずに長い時間使わない

一度使ったマスクをポケットにしまい、またそれを付け直している人を見かけます。マスクの内面が汚染されてしまうこともあり、再使用はおすすめしません。
使用済みのマスクには、汚れがついていますので、密閉して廃棄するように注意が必要です。

よく手を洗う

接触感染は手を介しておこります。食事の前はもちろん、歯みがきや糸ヨウジを使うときも手洗いをしてください。以外に歯みがきの前に手を洗わない人は多くいます。歯みがき指導でも、まず手を洗ってからというのは歯医者の常識です。

うがいをする

インフルエンザや風邪のウイルスは喉から入り込むことが多いので、うがいをするのは効果的です。ただ最近は、うがいに対して化学的な根拠がないということで、否定的な意見も強くなっています。インフルエンザのウイルスは喉や気管の粘膜から、20分程度で内部に侵入してしまうので、家に帰ったらうがい程度ではとても追いつかないです。
ただ、うがいはノドの一部分しかできないのであまり効果はないと考える専門家もいます。うがいよりも少量で良いので、水をこまめに飲むほうが効果的だと考えるお医者さんもいます。

口腔内を衛生的に保つ

インフルエンザのウイルスは、そのままではノドの粘膜にくらいつくことができません。プロテアーゼというたんぱく質を溶かす酵素を利用し、粘膜から入り込みます。
実はこのプロテアーゼという酵素を、口腔内細菌が大量に作っている事がわかっています。歯周病がひどかったり、口腔衛生状態が悪かったり、とても大きなリスクファクター(危険因子)です。近くの歯医者さんで、歯石を取ってもらうのも立派なインフルエンザ対策の一つです。

湿度や温度管理

当歯科医院のある浅草もそうですが、冬場は乾燥がきついです。乾燥すると喉が荒れやすく、インフルエンザや風邪のウイルスが侵入しやすくなります。加湿器などを使い、湿度を保つことも大切です。

体の鍛錬

寒いと手がかじかむのは誰しも経験している事です。体温が下がってしまうと、体の中の白血球などの動きも悪くなります。体温が35度台の人は免疫力が半分以下になってしまいます。風邪やインフルエンザだけではなく、ガンにもかかりやすいのです。

筋肉をつける

健康な成人の場合、男性は体の45%・女性は36%が筋肉です。身体最大の発熱器官です。日頃から運動を怠っていると筋肉がやせ細り、体の発熱力が低下します。

ストレスに気をつける

ストレスがかかると、免疫力が低下します。自律神経のバランスに注意し、メリハリのある日常生活を過ごすことが大切です。食事のバランスに注意し、睡眠時間の不足や夜ふかしに対する注意も必要です。

インフルエンザワクチンは、

インフルエンザのワクチンは残念ながら100%の効果があるわけではありません。

そもそもワクチンとは

ウイルスや細菌が体の中に入り、増殖し、体の細胞を壊したり毒素を出したりして起こるのが感染症です。人間の体は入ってきた病原体を殺したり、排除することにより、病気にならないように、また発病してしまった場合もこの病原菌を排除しようとする戦いを行います。これが免疫というシステムですが、初めて出会った病原菌に対してはどのように戦えば良いのかわからないので、初めは劣勢です。日数が経つと病原菌の特徴を把握し、抗体という物質を作り、より効果的に病原菌を押さえ込みます。ですので通常病気にかかっても治るのです。その病原菌に対する免疫が一度出来ると、再度、同じ病原菌が入ってきたときに、体の防衛反応が素早く働き上手に病気を抑え込むことができます。ですので、おたふくかぜなどは一度かかると二度とかかることはありません。
病原性を弱めたり毒性を取り除いたりした病原菌をわざと体の中に注射することにより、病気を発病することなく免疫を獲得させてあげる方法がワクチンです。

インフルエンザが変異が強いので免疫が形成されにくい

国がどのような型のインフルエンザが流行するのか予測を立て、それに合わせたワクチンを作っています。インフルエンザのウイルスは変異が強いので、ドンピシャリというワクチンは、できません。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザの「感染」を完全にはおさえることができませんが、ある程度の「発症」をおさえる効果があることに意味があります。特に、高齢者や基礎疾患をもつ人がかかると重症化する可能性が高いとされているインフルエンザに対して、ワクチンが目的としているのは、その「重症化を予防」することです。
このため、インフルエンザワクチン接種の是非をめぐっては、副作用のリスクとその効果のバランスを考え、医学界でも大きく意見が分かれています。

インフルエンザの治療薬

オセルタミビルリン酸塩(タミフル)

A型・B型両方のインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ効果があります。症状が出始めたら48時間以内に服用するのが効果的です。発病しってから48時間を超えると、服用しても効果がほとんどないといわれます。

ザナミビル水和物(リレンザ)

やはりA型・B型インフルエンザに効果があります。
リレンザは吸入薬で、専用の吸入器を使って吸入します。インフルエンザウイルスは呼吸とともに吸い込まれ、気道で増殖するため、粉薬を直接気道に届けることで直接ウイルスの増殖を抑えることができます。病院や薬局でリレンザを受け取ったら、その場ではじめの1回分を吸入
するぐらいの早めの対応が有効です。

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(イナビル)

A型・B型インフルエンザの治療に効果があり、リレンザと同じ吸入薬です。1回吸入するだけですむのが特徴です。

ペラミビル(ラピアクタ)

点滴注射薬ですので、病院でおこないます。

インフルエンザ治療薬で異常行動

以前、タミフルが異常行動を起こすとして話題になったことがありましたが、厚生労働省医薬品等安全対策調査会は「タミフル服用の有無にかかわらず、異常行動はインフルエンザ自体に伴い発現する場合がある」と結論づけています。他の薬についても異常行動が見られたとの報告がありますが、インフルエンザ治療薬と異常行動との明確な因果関係が確認された例はありません。また、単なる解熱剤を服用していただけでも異常行動が見られた例もあります。特に小さなお子さんなどの場合は事故を防ぐため、発症から2日間は患者さんが1人にならないように配慮すると安心です。

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