歯ブラシの持ち方
特に歯ブラシの持ち方に決まりはありませんが、ペングリップ(鉛筆持ち)や グーで握る方法が良いと思います。みがく場所によって、持ちやすい持ち方にするのが良いです。
歯ブラシの当て方
角度に注意する
歯ブラシを歯に対して直角に当てすぎてしまうと、隣の歯と歯の間の隙間に上手に歯ブラシが入らなくなります。
角度をつけて
歯ブラシをやや起こすような感じで、歯ぐきの方に向かって少し立てるようにしてください。こうすることで、みがき残しの出やすい、歯と歯ぐきの境目・隣の歯との間を上手に磨くことができます。
歯ブラシの動かし方
この状態で歯ブラシを、前後に小さくストローク(行ったり来たり)させます。このとき、前後の振幅を数ミリ程度にとどめるのがコツです。豪快にゴシゴシこすると、歯ぐきを傷つけるばかりで、清掃効果はかえって落ちてしまいます。
ほんの数ミリ程度の細かい振幅で充分です。
力の入れ方
自宅にはかりがあれば、歯ブラシで押してみてください。200グラムを超えたら完全に力の入れすぎです。150グラム程度で充分キレイになります。力を入れると、歯ブラシの毛先が曲がってしまい、上手にみがけないばかりか歯ぐきを傷付けてしまいます。
歯みがきにかかる時間は
よく3分みがきましょうと言われますが、正直あまり意味のある言葉ではありません。部屋の掃除と同じです。汚い部屋の掃除は時間がかかります。
舌で触ってみてつるっとしていればキレイになっていますが、ヌルヌルしていればまだ汚れがついている状態です。
歯みがきは一日何回?
食後食後で歯みがきをして頂ければ一番良いのですが、雑な歯みがきを回数行うよりも、丁寧な歯みがきを一日1回きちんと行う方がキレイになるという報告もあります。毎回毎回一日何度も長時間歯みがきをするのは難しいですが、一日1回はゆっくり時間をかけて行っていただきたいものです。
歯みがき粉は?
絶対使わなければいけないというものではありません。ただ使わないと歯が黒ずんだり着色したりしやすいでし、今の歯みがき剤はフッ素なども添加されていて、虫歯予防もしてくれます。
ただ、大量につけると、みがけていないのにさっぱりした感じがして、ついついおろそかになりやすいので注意してください。歯みがき剤の量は、ほんの少しパチンコ玉1個ぐらいで充分です。
ローリング法もすぐれた歯みがき法です
歯ブラシの毛側面を歯肉に平行にあて、歯に向かって回転するように動かします。
上側の歯は上から下へ向かうように、下側の歯は下から上に向かうようにしてください。