平均寿命が長くなり、少子化が進むにつれ、社会の中で高齢者の占める割合が増えています。
世界中でも、群を抜いて「高齢化率」が高いのが日本です。
高齢化率
満65歳以上を高齢者とよびます。高齢化率」とは、総人口の中にどれだけの高齢者がいるかを示す割合のことです。
世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、
高齢化率 | |
高齢化社会 | 7%~ |
高齢社会 | 14%~ |
超高齢社会 | 21%~ |
となります。
超高齢化は、高齢人口率の伸びが、とっても早い、という意味で使われることがあります。ただ厳密には不正確な言い方です。
ですので「超高齢化社会」という表現はイメージの問題であり、専門家の使うべき言葉ではありません。
日本の現状
2016年の時点では4人に一人が高齢者、高齢化率25%の社会となっています。
そして2060年には2.5人に一人が高齢者、高齢化率40%になると予測されています。
平成25年時点で、最も高齢化が進んでいるのは秋田県で31.6%、秋田県、山口県、島根県、高知県は30%を超えています。逆に低いのは沖縄で、高齢化率は18.4%です。
世界でみても、日本が高齢化率25%で断トツ一位です。2位のイタリア・3位のドイツは21%台です。
韓国の出生率は日本よりもさらに低く、急速に高齢化が進んでいます。また中国も一人っ子政策などにより、高齢化人口が1億人を突破しており絶対数では大きな問題となっているようです。
高齢社会の問題点
①「年金」「医療費」「介護保険費」「生活保護費」が増えていきます。
② 経済的国力の低下
③ 介護負担の増加
などが挙げられます。