病気の症状が改善しないからといって次々と病院をを変える事をドクターショッピングと言います。お医者さんを信頼できなかったり、もっと良い治療法があるのではないか、なぜ治療にこんなに時間がかかるのか、理由はいろいろありますが、別のお医者さんに診てもらいたいという気持ちもよくわかります。
ただ、神様(自然)が、38億年もかけて進化させてきたのにそれでも病気になるです。我々近代的な医学はたかだか100年かそこらです。一所懸命ガンバってはいるのですが、そう簡単に病気を退治出来るものではありません。患者さんと一緒に二人三脚でやっていかなければいけないのです。
二番目にみてもらうお医者さんは、前のお医者さんがどのような薬を出していたのか、どういった治療をしていたのか、どういった点がよかったのか悪かったのか、そういった情報がありますから、前の先生の積み上げた治療から始められるのです。二番目に行く先生の方が前の先生よりも名医に思われるのは当たり前なのです。
何も、今見てもらっている先生ではなく、別の先生に診てもらうのが悪いと言ってるわけではありません。別の角度から別の視点から見ることでより良い治療が出来ることも確かです。転院が功を奏することも確かにあります。
ただ、医学的には同じことを言っているのに、先生によって話し方が違い別のようにとらえられてしまう患者さんも数多くいらっしゃいます。3軒目、4軒目というようになってしまうとただただ混乱してしまうばかりです。