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薬の保管方法

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薬の保管方法


 薬を牛乳と同じように冷蔵庫に入れておけば長持ちすると思っていませんか?
 でも、錠剤やカプセルなどの薬は、冷蔵庫に入れておくと、取り出したときに室温まで急に温められて、温度差で湿気を帯びるおそれがあります。特に指示が無ければ、室温で保管することが基本です。

薬以外のものと一緒に保管しない


食べ物。殺虫剤、などと一緒にしまっておくと、間違って飲んでしまう危険があります。薬を保管する置き場(引き出しやケースなど)をきめ、薬だけを保管する場所を決めて下さい。
 家族の薬をまとめて保管すると、間違えて飲んでしまうことがあります。 一人ごとにとりまとめておくと、誤飲の防止になります。

子どもの手の届くところに薬は置かない


子どもはなんでも口に入れたがります。手の届かないところに保管しておくのは基本です。冷蔵庫に薬を保管してはいけない理由の一つでもあります。物事の善悪が判かるような年齢になっても、シロップ剤は子供がジュースと間違えて飲んでしまうことがあります。食後飲もうとして用意してた薬をちょっと目を離した隙になんて事故にも気を付けましょう。 子どもの誤飲事故の2割近くが医薬品です。
 薬を入れておく入れ物のふたは小児が開けられないものを選んで下さい。また、不要の薬を捨てる時も子どもの興味をひかないように注意して下さい。

高温・多湿・直射日光は避ける

 薬は、光や温度、湿度などによって変質することがあります。特に湿気はカビが生えたりします。
保管方法にとくに指示がない場合でも、湿気、日光、高温を避けて、室内で保管します。乾燥剤が入っている場合は取り除かないようにして下さい。

・日中に長時間、薬を車の中に置かないようにして下さい。
・フタつきの容器であれば、しっかりしめて下さい。
・直接日光があたらないところに保管して下さい。
・暖房器具の近くには置かないようにしましょう。

保管方法に指示がある場合も

 常温というと、食品では意図的に熱したり冷やしたりしない自然な温度と解釈されています。薬もそれほど厳密に考えなくて良いですが、日本薬局方では、「標準温度は20℃、常温は15~25℃、室温は1~30℃、微温は30~40℃とする。冷所は別に規定するもののほか、1~15℃の場所とする」と通則第15項で規定されています。
 糖尿病の患者さんが使うインスリン製剤は、凍らないように注意しながら、冷蔵庫に保管するものもあります。

室温と常温保存 詳しくはこちら

遮光保存


 光によって分解したり変質しやすい薬は、「遮光」といって光が通らない真っ暗な場所や容器に入れて保存する必要があります。ビール瓶が茶色いのも光から中のビールを守るためです。
 遮光が必要な薬は、たいてい黒い袋にいれられています。
点眼薬は冷蔵庫保存のものもあれば、遮光袋に入れて保管したりするなど、薬の種類によって異なります。歯科医院から処方される薬はほとんどが室温保存です。

薬の使用期限

 食料品に消費期限や賞味期限があるように、薬にも使用期限があります。
薬局で買うことのできる一般用医薬品の場合は、外箱に使用期限が記載されています。ただ食品と同じ様に未開封での使用期限です。保管方法が悪いと、効果がなくなるばかりでなく、場合によっては体に有害な影響を与えることもあります。

処方薬

 医師や歯科医師の処方により薬局から出された薬(医療用医薬品)の使用期限は、原則として特別な指示がない限り、処方を受けた日から指示通りに服用して、飲み終わるまでです。副作用の問題などから、医師はそのときどきの患者さんの症状や体質に合わせて処方し、治療に必要な日数・期間だけ薬を出しています。もちろん当歯科医院でも、薬そのものは充分使用期限に余裕のあるものを処方しています。

以前もらった薬は飲んでも大丈夫?

  「歯が痛いとき」に痛みどめを頓服薬として処方する場合は、使い切らずに残ることはよくあることです。しかし、同じような症状だからといって同じ病気だとは限りません。自己判断で 服用せずに、処方した医師や薬剤師に電話でも良いので相談してください。

薬の容器を入れ替えない

 薬の入っていたビンから他のものに移し替えたりすると、中味や使い方がわからなくなってしまうことがあります。誤用を避けるために、容器はそのままに保管してください。

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