テレビやゲームスマホなどを長時間行う子には虫歯が多いという調査結果が富山大学から発表されました。富山県高岡市内の三つの小学校に通う全児童2109名を対象に実施し、虫歯のある子供は全体の9.2%でした。

メディア利用時間 虫歯の割合
2時間未満 8.6%
4時間以上 15.4%

テレビゲームスマホなどのメディアを長時間利用する時間が長くなるほど虫歯の割合が高まることがわかりました。
また、睡眠時間に関しても、

睡眠時間 虫歯の割合
9時間以上 6.4%
8時間未満 14.2%

さらに、朝食を食べる子供は

虫歯の割合
毎日朝食を食べる 8.6%
ほとんど朝食を食べない 27.3%

富山大学の考察

これらの原因として富山大学は、自律神経の活動に影響される。唾液分泌の量や質の変化に一因があるのではないかと考えています。リラックスしている時は副交感神経の活動が高くなり、サラサラの唾液が分泌され量も多いです。一方、緊張している時は交感神経の活動が高くなりねばねばした唾液が分泌され量も少なくなります。
長時間のゲームや、睡眠不足などストレスがある状態では交感神経活動が高くなり、唾液の分泌量が減少すると油宇ことではないかと考えています。歯ブラシなどの口腔ケアは大切ですが、正しい生活習慣を身につけることが虫歯予防にも重要だということです。