ストレプトコッカスミュータンス菌は、ムシバ菌として有名です。この菌は主に糖分を分解し、酸を出して歯を溶かしムシ歯にします。
これに対し、ポリフィロモナスジンジバリス菌などは、主にタンパク質をエサにし、アミノ酸を変質させて、変性アミンなどの毒性物質を多く作ります。NPSやリポポリサッカライドなどは認知症の原因物質ともされています。このような極めて質の悪い毒素を出すのが特徴です。歯周病菌の多くは、酸素が嫌いで酸素の少ない歯周ポケットなどの奥深くに住みつきたがります。そういった環境を作らないようにするのも歯周病予防に大切です。