都心からのアクセスもよく、低山で登りやすい高尾山。ミシェランの三つ星観光地で、古くから信仰の山でもあります。でもすごく混んでいるのが難点。そこで、ちょっとルートを替えて、逆コース。

奥高尾

 高尾山頂上から、さらに西に進むと城山・景信山・陣馬山へとつづいていきます。高尾山は、「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市箕面の「明治の森箕面国定公園」までの11都府県約90市町村にまたがる長さ1,697 kmにもおよぶ東海自然歩道(とうかいしぜんほどう)の入り口なのです。
 高尾山から陣馬山ぐらいまでなら、浅草から日帰り可能ですが、かなり早朝に出発になります。陣馬登山口からバスで八王子までもどらなければならない事を考えると、健脚向け中級コースになります。
 陣馬山と高尾山の中間あたりの、小仏峠あたりから、登りはじめれば、総行程3時間程度の軽いハイキングが可能です。逆コースなのであまり混んでおらず、またワンウェイ片道通行なので、往復する気の重さがありません。

小仏峠→城山→高尾山山頂→高尾山口

アクセス


まずは、高尾で下車(高尾山口ではありません)。北口のタクシー乗り場へ行きましょう。京王線からもJRのホームを通って北口にいけます。キップや京王の株主株優乗車券の場合は、乗換口(京王線ホームを降りて通路を行った左側)の自動改札機に投入→またキップが出てくるので取る→北口(JR管轄)の自動改札機に再度投入して出場できます。
( ※ 一度右側の南口へでてしまうともう入れませんのでご注意ください )
そこから、タクシーで2300円ぐらいです。小仏登山口まで。バスでもいけます。
北口バス2番乗り場からは、高01 [京王] 小仏行 土曜、日曜は 8,9,10時台は毎時12、32,52分発です。(2019年4月1日 現在)
ただし、小仏バス停は、車が入れない所より少し下なので、車道を歩く距離が少しでます。平日は毎時1本ぐらいしかないので、人数がいれば奮発してタクシーの方が楽です。

小仏登山口


浅草の歯科医院を出発したのが、朝9時ごろです。浅草駅まで自転車で、都営浅草線・馬喰横山から都営新宿線・京王線と乗り継いで、一時間30分程度。627円です。(JR経由でもいけますが、1092円かかります。時間もそれほどかわりません。)タクシーや高尾駅でおにぎりを買ったりした時間も含めて、実質二時間で小仏登山口に到着です。

小仏峠をめざして


標識もしっかりしていて、まず迷うことはありません。高尾山の薬王院に参拝するための表参道は、すべて舗装されているので、楽といえばらくなのですが、ハイキング気分にはちょっとです。こちらはしっかり土の道です(*^_^*)。

標高548mをめざして緩やかな上り坂がつづきます

まさにハイキング気分最高潮です

小仏峠到着


タヌキの信楽焼があるのが、小仏峠です

 1569年(永禄12年)に武田信玄と北条氏照との間の廿里の戦いで名がしられ、 その後、小仏峠は甲斐国と武蔵国・相模国を結ぶ要路となったが、城の機能は新設の八王子城に転換し廃城の後は小仏関所が置かれた。特に富士参詣の行者がここを越えることから、富士関とも呼ばれていた。江戸時代には甲州街道のルートに指定されて交通の要所となったが、勾配が急で、明治21年に大垂水峠を経由するルートへ変更された。現在では中央自動車道の小仏トンネルが直下を走っています。
小仏峠にあった2件の茶店は、お店を閉じてブルーのシートで覆われてます。

ここまで約20分、約1キロです。家内と競争しながら登ったので、ゆっくりペースだともう少しかかります。上が時刻で、下が距離(ガーミンの235JというGPS時計です)

城山めざしてGO

ここは道間違えやすいかも 注意です 

右に行くと相模湖に降りちゃいます。左の矢印方向、一人登っている(家内です)階段を上って下さい。

また気持ちの良い山道がつづきます


左へいくと「まき道」です。まき道とは本来、通行困難な岩場などを避けるために付けられた迂回路のことですが、山頂部などを通らずに山腹を巻いて反対側に向かう道なも巻き道と呼びます。ここでは当然、後者の意味ですが、せっかくなので城山山頂を目指しましょう。

鳥のさえずりが心地よい


途中の景色も最高です。今日は午後から雨予報だったので、少し先をいそぎます。雲が多く富士山が見られなかったのが残念。

城山山頂

ウーン車が

せっかく山にきているのに必要以上の人工物はみたくないのですが、車の走れる林道にでて、NTTの鉄塔がみえてくれば城山山頂はもうすぐです。トイレもしっかりあります。

なめこ汁


なめこがでかい

城山茶屋 (しろやまちゃや)営業時間 9時~17時(12月2週目から3月上旬の冬季期間は9時~15時半)TEL 042-665-4933 があります。

高尾山は意外にもグルメの山です。ほかの店のは味噌味が多いのに、ここのなめこ汁はしょうゆ味、煮詰まらないようにとの理由だそうですが、とっても美味。一緒に入っている豆腐も、裏高尾の井戸水を使用していて、250円。安い。夏にはびっくりな大盛りかき氷もお勧めです。

一丁平(いっちょうだいら)めざして


桜で有名な一丁平までは、尾根道を進み、約20分の道のりです。花見どきには、シートを広げるハイカーでにぎわいます。
展望デッキからは、富士山や丹沢の山々をみわたせます。テーブルやイス、トイレも完備されています。

花見の時期は

2019年(平成31年)の予想は

 五分咲き 4月11日 満開 4月13日 桜吹雪 4月18日です。

4月1日現在でもとてもきれいです


何百本のソメイヨシノも素敵ですが、ひっそりと咲く山桜も風情があってよいものです。

時刻は


ファーストエイド 身近な山といっても最低限の装備は忘れずに。絆創膏や包帯(ニチバンのテーピングテープはパッケージにねんざの時の巻き方の説明書が印刷されていてとても便利)、夏には熱中症に備えてペットボトル500ml1本ぐらいは持ち歩きましょう。それからちっちゃくて良いので懐中電灯も必ず携帯しましょう。山は日が暮れるとあっという間に真っ暗です。

もみじ台をへて高尾山へ


高尾山をはじめ、名の知れたハイキングコースはどこもとても親切です。いたることろに道標があり、まず迷う事はありません。でもできれば地図の携帯をお勧めします。旺文社の山と高原地図の高尾・陣馬がわかりやすくてお勧めです。

がんばって山頂をめざしましょう

最後の登り階段です


山頂に向かうには、中央の階段を上ります。左右は山腹をぐるりと回る高尾山自然研究路5号路です。どちらでも下山できますが、ここまできたからには、高尾山山頂(599m)をめざしましょう。

高尾山山頂到着

時刻は

高尾山薬王院有喜寺


 薬王院は今から約1200年前に開山された真言宗の寺院で、正式名称は、高尾山薬王院 有喜寺(たかおさんやくおういん ゆうきじ)です。成田山新勝寺・川崎大師と並ぶ、真言宗智山派の関東三大本山の一つで、御本尊は「飯縄大権現」。不動明王の化身で、五つの相を併せ持ったお姿が特徴とされます。予約制になりますが、天狗膳という精進料理をいただくこともできます。 (電話042-661-1115)

下山

ここからは、いろいろなコースをたどって下山することができます。今回は、家でワンコのココがお留守番しているのでなるべく早く帰って散歩に行かないといけないので、リフト(480円)で下山です。
高尾山口には京王高尾山温泉極楽湯があるので、汗を流すのには丁度よいのですが、今回は我慢。

なんで歯医者のホームページにハイキング

歯周病やムシ歯、悪化すると糖尿病や心臓病の原因にもなります。最近は、歯の大切さを皆さんよくわかってくれて、しっかり歯みがきなど口腔管理をおこなってくれているのですが、その割には、病態が進んでしまう方が多くいます。
こういった方の特徴として、通院に車で来る(遠方からならしかたないにしても歩いて10分程度でも車で来る、浅草田中歯科医院には駐車場あります)、まったく運動しない、休みの日は寝てばかり、ストレスたっぷり です。
いくら口腔管理を頑張っても、全身状態が悪ければ、歯周病は進行します。
 朝の9時に浅草の診療所を出発して、4時には帰宅していました。ちょっとした時間を作ってどんどんリフレッシュすることも歯の健康づくりに大切です。寝ているばかりが、休息ではありません。