神様が動物の寿命を決めようと色々な動物を集めました。
初めにロバを呼び「お前の寿命は30年で良いか」と聞きました。
ロバは『私は毎日荷物を運んでくたびれます。
30年も仕事をするのは嫌なのでもっと短くしてください。』
神様はロバの寿命を18年にしてやりました。
次に犬がきました。同じ様に「お前の寿命は30年でどうか」と聞いたところ、
『私の足はそんなに長く走ることができません。
歯も10年もすれば抜けてしまいます。』
「そうかわかった。お前の寿命は12年とすることにしよう。」
次に猿がきました。猿も寿命が長いと言って20年に減らしてもらいました。
最後に人間が来ました。神様は、「お前はどうする?みんな短くしてくれと言っているが。」
『神様30年なんか身近すぎます。やっと子供が育ち、家を建て、
人生これからという時になぜ死ななければならないのですか。』
と言ってロバと犬の寿命をもらって60年になり、これでも短いと言って更に猿の寿命をもらい、
結局人間の寿命は70年ということになりました。
実際、ねずみの寿命はわずか1~3年、ウサギで7年、犬が12年、ライオンが15年、シマウマ20年、
つまり体が大きくなるほど寿命が長くなります。
大きな象になると60年程度生きることができます。
ライオンやシマウマよりも小さい人間が80年も90年も生きられるのです。